あんこう鍋の美味しい食べ方
Equipment
- 土鍋7号サイズ 22cmぐらい
Ingredients
- 1 パック あんこう鍋セットになってるやつ
- 200 g あんきも セットのあん肝じゃたりなさそうなら
- 1 お玉 糀味噌
合わせ調味料
- 500 ml 水
- 1 大さじ おろししょうが
- 1 大さじ おろしにんにく
- 2 大さじ しょうゆ
- 2 大さじ 酒
- 1 大さじ 砂糖
- ½ 小さじ 塩
鍋の具材
- 200 g 牡蠣 加熱用ね
- 4 切れ 鱈
- 1 束 春菊
- ¼ 玉 白菜
- 1 本 長ネギ
- ½ 丁 豆腐
- 1 株 まいたけ
- 4 個 しいたけ
- 1 株 えのき
Instructions
- あんこう鍋セットって、こんなかんじで身とあん肝が並べて入ってるパックのこと。スーパーなんかではよくあるんだけど、魚屋さんなら小さな身とあん肝で1匹分2人前ぐらいのもの。
- あん肝はよく洗って、10分ほど酒に漬けます。
- あんこうの身のほうは、洗って汚れを取り除いてから熱湯に入れ、30秒ほどで引き上げ湯引きします。
- さっと熱湯を通すぐらいのかんじなので、茹ですぎないでね。
- 酒に漬けたあん肝の水気をキッチンペーパーなのでよく拭き取ります。
- 包丁でよく叩いて細かくします。
- 結構、細かく叩きます。
- 鍋にごま油を入れて、叩いたあん肝をカラカラになるまで煎るように炒めます。
- ポロポロとそぼろ状になり、色づいてきたら味噌をお玉ひとすくい分入れます。
- 味噌とあん肝が絡むように、よく炒めます。
- 合わせ調味料を入れます。
- 鱈は皮があってもなくてもいいですが、塩味のない生か薄い甘口までにしてね。
- 湯引きしておいたあんこうの身と、他の鍋具材を入れてフタをして10分煮たら出来上がり。
Notes
ぶっちゃけ、あんこう鍋はあん肝さえあればいい。
というのがわたしの結論だったりします。昔、あんこうを食べたことがなくて1匹まるごとお取り寄せして、普通のまな板と包丁で解体したことがあるんだけど、あれは辛かった・・・(遠い目
そして、苦労して身を切り分けたわりに食べるところが少ないという、あんこう。白身魚のような淡白な身と、ゼラチン質のぷるぷるした皮なので、煮込まないと骨を取り外せない。食べにくいんだけど、すっごいいいダシが出ますのよ。だから身もダシ要員と考えたほうが良い。
よって、食べる具材として牡蠣と鱈の身を入れましたの。このあん肝と味噌の鍋スープは、びっくりするほど旨味のかたまり。まろやかさと深いコクがバランス良く味わえて、いつまでもチビチビと飲んでいたいぐらい美味しいスープなのです。でもやや濃いめなので単体でパンチのある具材じゃないと存在が消えてしまいます。
ということで、春菊や舞茸などを使っているのです。水炊きでは春菊の青臭さが目立ちますが、この味噌ベースのあんこう鍋には春菊がピッタリなの。
これだけ鍋スープが美味しいと、何を入れても美味しいじゃん!になっちゃうのだけれど、中でもやはり鍋のシメは王道の卵雑炊か、チーズリゾットかで悩みます。味噌仕立てだからうどんもいいんだけど、できることなら汁ごと余すこと無く頂いて欲しい。
大人だけが食べるなら、水の代わりにオール日本酒で煮た後にお餅を入れるのもいいわよ。部屋に飛んだアルコールの蒸気だけで酔っ払いそうになるけど、甘く大人の味に仕上がりますわよ。
お肉に比べると、お魚はどうしてもお高くついてしまうので敬遠しがちなのですけれど、食べ方を知っていれば、定期的に食べたくなるほど味の幅も豊富で美味しいものです。寒の魚として、あんこうの他にブリも多く出回りますが、ブリしゃぶとして売っているものはお刺身としても食べられる鮮度の良いものですの。だからお得にお刺身として楽しめたりもしますのよ。
季節ごとに楽しめるのがお魚料理の良いところだと思いますの。ぜひ自宅の食卓にも、季節の美味しいものを積極的に取り入れて楽しみましょうね。
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