失敗しないローストビーフと、めちゃうまローストビーフソース

失敗したくないから挑戦しないは間違い。

わたしローストビーフは何度も何度も失敗しまくったから、作るの怖くて苦手だったのよね。お高くて良い材料を使うから、失敗した時のガッカリ感がすごいでしょ。無力感と申し訳無さで勝負を避けてたわ。でも、失敗を避けていたら成功もない。そりゃそうよね。

失敗したとはいえ、美味しく食べられるので問題はないんだけれど、やっぱり切り分けたときに、あの赤いきれいな肉色が見たいじゃない？だから、不安でついついもうちょっと焼いたほうがいいかも・・・と思ってしまう自分の心の弱さが最大の敵なので、タイマーで時間を計って焼きすぎを防ぐことにしたの。

ポイントは肉を冷蔵庫から出して、室温に近い状態にしておくこと。冷えた肉では、時間を計っても同じ温度にはならないので注意してね。フライパンの中で蒸らすのも、余熱で肉にじんわり火を通したいのと、ソースにするための肉汁をこぼしたくないからなの。

よくあるローストビーフのレシピは、焼けた肉をアルミホイルで包むけれど、その包んでるホイルの中から結構な肉汁がまだ出てくるのよ。それがもったいないと思ったのよね。肉を焼いた時にしか味わえない肉汁を使って、ソースにするから美味しいって思うの。

正直、メインはこのローストビーフソースなんだわ。

ヒゲが大絶賛して、ご飯をおかわりしたほど旨味がつまったこのローストビーフソースは本気で美味しい。甘味・酸味・塩味・旨味のバランスがちょうどいい。ぶっちゃけローストビーフが無くても、このソースだけで無限にご飯が食べられるほど美味しい自信作よ。肉の旨味が全部ソース側に出ちゃったのがわかる(笑)

余ったソースは、冷凍して他のテキトーな豚肉や鶏肉を焼いたときに使うと、また幸せな気分になれるわよ。急に豪華な焼肉味になるから、製氷皿に入れてキューブ状に凍らせて保存しておくと便利かも。昔ながらのプラスチックでもいいけど、最近はシリコン製のほうが便利ね。

このソースは、ステーキなどの厚めのお肉を焼いたときにも作れるので、覚えておくとなにかと便利。ただ醤油かけるのも和風味としては味気ないし、おろしたまねぎとおろしにんにくのコンビは肉との相性が抜群なので外せない。それらを煮詰めることでさらなる美味しさの高みへ登れるので、安い肉でも美味しく食べたいならソースへの手間を惜しんではいけない。

それでも時間がない人のために、我が家おすすめの肉にかけるタレをお教えしておきますわね。

我らが創味食品の焼肉のタレですが、業務用の赤いでかい焼肉のタレではなく、小売店用のおろし野菜がいっぱい入った小さな方ですのでお間違いなく。残念ながら味が違う。焼肉のタレは間違いなくこれ。一度使ったら、そこらへんの市販焼肉用のたれには戻れない。旨さが深い。

甘くない醤油寄りの味なら、キッコーマンのステーキしょうゆ。にんにく味が一番いいと思います。攻撃性の高い我が家は更におろしにんにくを加えてパンチ力を加えますが、普通の一般家庭ならこれで十分美味しい。

とはいえ、肉汁を使った自家製のソースの美味しさには勝てませんけどね。せっかく良いお肉を買ったんだもの、汁まで美味しく頂きたいですわね。

ロリ子さんちと同じものはAmazonで買えます。