ロリ子のきょうの料理おしゃべりクッキングゥ(๑•̀ㅂ•́)و✧レシピ本出して創味食品とコラボしたい☆

コラム

リアル店舗『ロリコズキッチン』始動。

ただ単に、料理を作るのも食べるのも好き。
それだけの、どこにでもいる趣味が料理の主婦。それがいままでのわたしでした。
作って美味しかったレシピをメモがわりにして、ブログに残す。また作ろうとして材料を忘れたときの備忘録だったわけです。そんな感じでこの料理レシピのブログを書いていて、極端に魚の料理のレシピが少ないことに気がつきました。お魚のお料理は大好きなのに、魚をさばくことができないので避けていたのです。

苦手を苦手なまま放置はよくない。

ていうか自称『料理好き』として、魚がさばけないってダサくない?そりゃ極めようとしたら畑耕して狩猟や漁船乗るとかまでやるべきなのかもしれないけれど、せめて魚のさばき方ぐらいはマスターしとくべきじゃない?そう思ったのがきっかけでした。

普通なら料理教室に行くんでしょうけれどね、お金払って月に数回しかやれないなんて上手くなる気がしなかったの。わたしはなんでも人より覚えが悪いので、練習を重ねないとダメなタイプ。とにかく数をこなしたかった。なので、たくさんの魚がさばけてお金がもらえる方法を迷わずチョイス。

スーパーの鮮魚コーナーへバイトしに行きました。
氷の上に丸のまんま魚を乗せて、注文を受けてから好みの形にさばくスタイルの鮮魚コーナー担当。

鮮魚って不人気らしいのよ。だから即採用よ。こんな死ぬまで使えるスキルを、お金もらいながら教えてもらえて、とってもお得なのに不人気バイトなんですって。もったいない。

もうめっちゃ楽しいのよ、スーパーマーケットの鮮魚!!

わたしが担当したのは、お客さんから注文を受けてその場で魚を加工して売るお仕事。四方ガラス張りの空間で始終お客さんに見られながらライブで魚をさばき続けるという、見ようによっては羞恥プレイか罰ゲームかなにかのような職場な気もするけども、わたしには合ってたの。

最初は酷い三枚おろしとか店頭に出しちゃったけどね、1ヶ月もしないうちにアジ・イワシぐらいはすいすいキレイにさばけるようになってました。興味がある学び場、勉強が楽しいって最高の成長率を引き出すのよ。『アタシ天才!!』って思いながら毎回魚さばいてたわ。

ブリの蛍光イエローのスポーティライン、マジでかっこいい。

半年もすると、日本の近海魚はだいたいさばけるようになっていたわ。切り身でしか知らなかった魚の丸のままを見るたびに、勝手に興奮してたわね。鮮度の高い魚は見てわかる、本職の目利きスキルも手に入れたし、1尾まるごとから切り出してお刺身まで、食べたい形への加工技術はすべて学んだわ。魚のさばき方にも自信がついたころ、常連のお客さんに

「アタシお店やってんだけどサァ」(ダミ声

と毎回言って、かんぱちやわかしなど大きめの魚をまるごと買っていくおばちゃまがいたのよ。そのとき初めて、「あぁ、お店の仕入れを近所のスーパーでやっても問題ないんだ・・・」って知ったの。なんとなく飲食店をするなら卸業者や市場から仕入れるっていう思い込みがあったのね。だから、魚がさばけるスキルがここまで身について、家での魚料理が料亭並のレベルにまで到達している今、仕入れをスーパーでやっていいなら、

わたし、飲食店やれるんじゃない?

って思っちゃったのよね。

あのおばちゃまを下に見ているとかではなく、飲食店ってもっとライトに始めてみてもいいんじゃないの?って思ったのよ。料理好きならそれでお金稼げたら最高じゃないの?好きなことして稼いだらよくない?っていうことに気づいたの。

好きなことを仕事にするとキライになってしまうんじゃないかという、何らかの呪いで無意識に避けていたみたい。マジであのおばちゃまには感謝しかないわ。ダミ声のおばちゃまありがとう!!とりあえず、食品衛生管理者の資格をソッコーで取り。自己資金ないと始まらないから、お金貯めはじめたりしたのが2022年の6月頃。

それから、どういう形態の飲食店をやるか、ずーーーーーっと考え続けてたわ。やっぱやめようって思うかもしれないと最初は思ったけど、半年経ってもそのやる気と想いは消えなかった。どんなお店やろう?って考えるとワクワクしたの。だから、自分であれこれウダウダ考えるより、思い切って世間に『お店やるぞ!!』って宣言して、実現に向けて動くのを皆様に見守ってもらおうって考えたの。あとに引けなくなるから。

はじめの一歩。

これを皮切りに、本当にあれやこれやとすったもんだの大奮闘やりました。

会社を経営してるから大丈夫かと思いきや、飲食店の経営経験はないから素人と同じ信用度だし、IT業やってるのに飲食業やるの?なんで?IT業も続けるの?飲食業やるのに??なんで?みたいな問答を色んなところからされwだってやれるんだもんしか言えないわいwww

いろいろ迷って、つまづいて、方向転換を何度もして、

第一弾として、カレー屋はじめます。

本当は、最初牡蠣と魚卵とパスタの店をやるつもりでした。でも飲食店経営経験値もお金も足りなくて、先に小さな飲食店で経験を積んで社会的信用を築いていく必要があったの。もちろん目標は、美味しい生牡蠣とお酒が飲める、死ぬほどオシャレでいかつい高級居酒屋ですわ。諦めてないわよ。

飲食店をやるにあたって、学校や外国に行ってシェフの修行をしたちゃんとした料理人ではない、ただの主婦のわたしの強みは、まったくといっていいほどこだわりがないこと。

その土地、その場所、その物件に合わせて何の料理を出すか柔軟に変えられるのがわたしの最大の武器です。そのお店に来るであろう人たちの需要に合わせて、美味しいものを作って提供することができる。主婦として『冷蔵庫の中にあるものでなにか』を作り続けてきた経験は、職人としてこだわることで狭められていくビジネスの範囲に影響しない武器に変わりました。

こんなわたしにでも、できることってなにかしら?

それをずっと考え突き詰めて、好きなものでお金を稼げるようになりたいと思えるようになり、いまここまでたどり着きました。これから先どうなるかはわからないけれど、わたしのお料理が実際に食べられることを喜んでくれている方々のためにも、またすったもんだしながらやっていきたいと思います。

お店は2023年7月中旬OPEN予定となっております。そのときになったら、また場所などお知らせしたいと思います。ぜひ、お楽しみに。

好きなものを食べたら、足りない栄養はサプリで補給が常識よ。

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