簡単ダシうま 鶏のつみれ汁

疲れた体に効く、やさしいお出汁。昭和のおかんは『出汁は丁寧に時間をかけてとりましょう』とか言いますけど、昔と違って1分1秒が貴重な現代主婦は、だしの素を使うのがデフォだと思います。その出汁取ってる時間を時給にしたらいくらなのよ？わたしの時間はそんな安くないですけど？ってなるでしょ。だしの素さまさまですわヽ(●´ω｀●)ﾉ

いまだにいますのよ、自分で鰹節削って時間をかけて丁寧にダシをとって作ったご飯には、手間暇かかったぶんだけ愛情がいっぱい注がれてるから体に良いって信じてる勢。

そんなワケあるかぃ(ヾﾉ･∀･`)ﾅｲﾅｲ。

料理にオカルトは必要ないわ。がんばった分だけ効果があるって信じたいなら信じればいいけれど、どんなに時間をかけたって、塩を入れすぎた焼きすぎた料理は廃棄になって無駄でしかないし、同じ材料を使って一口に入る栄養素の差分ってそんなに出ないわよ。努力で食材の鮮度が上がったりするわけじゃないもの。

家庭料理は時間も材料も効率第一よ。素材から出るおダシも無駄にせず、美味しく出来れば見た目だってぶっちゃけどうだっていい。だからだしの素を使って、どんどんお肉やお魚も汁物に入れちゃっていいと思うのよね。塩分だけ気にして、入れすぎに注意してれば、まぁ失敗はないもの。

現代の家庭料理は、どんどん手間を抜いていくべきだし、かかる時間は気にすべき。他にもやることいっぱいあるんだもの、便利なものは利用していきましょ。

さて、我が家が冷蔵庫に常備している、失敗しないだしの素をご紹介しておきますわね。これだけあれば大体の美味しい汁物がぱぱっとできちゃいますわよ。

鶏以外に入っているものが塩と野菜エキスなので、あっさりめの鶏ガラスープになります。形状が顆粒ではなく粉末状なので、湿度で容器のフタに残りやすいのが悩ましいのですが、このややしっとり気味の理由は、鶏油を含んでいるからなので納得ですわ。和洋中なんでも合う、万能性が高いだしの素です。

あさりを買っても、だしを取るのに砂抜きをやったり、砂を噛んでるあさりが残ってたりで面倒だったりするので、ささっとエキスだけが欲しいときに便利なの。粉末なので、小さじ１ほど加えるだけで濃厚なあさりの風味が味わえますわ。生きてるあさりを湯がいて殺すのを見るのが苦手って方もいますわよね。そんな方にもおすすめよ。

実は、食材のうまみだしの素をもっと原理的に成分化すれば、グルタミン酸・イノシン酸・グアニル酸などになります。その中でも手軽に安価で手に入るのが、グルタミン酸の味の素。これを味噌汁に足すだけでも味がぜんぜん違います。料理をあまりやらないから・・・という人の家にだって味の素はあっていい。一振りするだけで、コンビニ飯さえ美味しくする合法の白い粉。

これらだしの素は、時間効率を上げるだけでなく、舌と胃にある旨味成分受容体で脳に満足感を与えるので食べ過ぎ防止にもなって良いことづくめなのよ。利用しない手はないわよね。

賢く、美味しく生きていきましょ。

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