ロリ子のきょうの料理おしゃべりクッキングゥ(๑•̀ㅂ•́)و✧レシピ本出して創味食品とコラボしたい☆

コラム 初心者向け

バジルを植えれば幸せになれる

毎日お料理をしていると、『よく使う野菜』みたいなものが見えてきますの。それは自分が美味しいと思っていて、頻繁に食べたい味や香りのもの。料理のタイミングで、ついお鍋やお皿にいれたくなるもの。

我が家の場合は、バジルなのよ。

イタリアンだけでなく和食にも合う。サラダにドレッシングにパスタソースに、肉に魚に麺にご飯に何にでも合う。家庭料理界最強の雑草、それがバジルですわ。

でもこの草、摘むと急激に鮮度を失うのよ(´・ω・`)数時間で水分を失って、しおしおヘナヘナとぐったりしてしまうの。スーパーマーケットの葉物野菜コーナーにも置いてあることが増えましたが、やはり目に見えて元気がないものばかり。そりゃそうよね、摘まれて袋詰めされて店頭に並ぶまで時間がかかるもの。

しかもそれでいて、お値段がバジル数枚で200円近かったりと躊躇どころか卒倒するレベル。知らなきゃ買ってしまいそうだとは思うのよ。

だから家庭菜園で育てて節約するの。

バジルは出窓やベランダで簡単に育てることができて、摘んでも摘んでも夏の間にもりもり葉を増やし、冬の間も楽しませてくれるほどプランターひとつで大量に食べられるの。

摘んで生やして、大きくなったらまた詰んで食べる。その繰り返しを春から秋の間に3ヶ月以上は楽しめるので、プランターや土を買う投資以上のリターンがある。

家庭菜園といえばトマトやナスのイメージがありますけれど、あれは罠よ。園芸素人を金づるにするための罠なのよ(真顔)

当然だけど植物の苗は小さいわ。トマトやナスが大きくなったらどのぐらいになるのかを知らない園芸素人が、ホームセンターでトマトの苗とパンジーなどの花苗を植えるぐらいの小さいプランターを抱えて、レジに並んでいるのを何度も見て毎年モヤモヤしているわ。(小心者だから声をかけられない)

プチトマトの苗は育つと人間の背丈と並ぶ大きさに育つの。だから両手で抱えるのがやっとなぐらい、大きな植木鉢が必要。庭があるならよいけれど、ベランダ菜園ならかなり場所をとるわよ。

かつ収穫量は家庭菜園ならスーパーで売っているワンパック程度。家庭菜園ガチ勢がどれだけ頑張っても、ひとつの苗から数ヶ月食べ続けられる量は無理。でも、お子様がいるご家庭なら、見てわかる実のついてる野菜は情操教育にはとても良いので、育てて食べて食費節約は難しいけどトライすべき。

とりあえず、まずはバジルを育ててみなさいって。

バジルを育てるのに必要なものは3つ。苗・土・容器。それだけよ。シンプルでいいわよね。あとは枯らせないように、美味しくなるように水や肥料をあげたり、虫がわいたりしないように薬をあげる程度。食べることが目的だから、全く様子を見ないってことはないはず。

ホームセンターや園芸店に行けば、バジルの苗はひとつ100円ぐらいから手に入りますわ。最近では八百屋さんやスーパーマーケットの店頭でも、この時期には見かけることがあります。やっぱりみんな巣ごもり需要で家庭菜園やってるんでしょうね。

土は古い土に植えるのはやめてあげて。栄養も空気もいっぱい入っている新しい土を使ってね。わたしがよく使っているのはこちら。

  • 土ってみんな同じじゃないの?ぐらいに知識がないなら、この土でだいたい大丈夫。

土が粒状になっているので、水も空気も通りやすくて根腐れしにくいの。水はけがいいので、湿った場所が好きなコバエなどが住み着かないのもいいわね。『鉢底石がいらない』のが売りなようだけれど、バジルに関しては薄く鉢底石を入れてからこの培養土を入れてあげたほうが育ちがいいわ。

『軽い』ということは、ココナッツの外皮などを使ってカサを増やしているから。その分、若干酸性が強いので比較的丈夫な花や野菜に向いてるわね。バジルにも使えるけれど、ちょっとしっとりめの培養土と混ぜて使うほうが安定するかも。配達してもらわずに、自分で買って帰る必要性がある時にはいいと思うわ。

しっとりめの野菜用培養土ね。長く水やりをしていると、若干の水はけの悪さを感じるので日当たりがあまり良くない場所で使う場合は、ゴールデン培養土と混ぜて使うほうが無難だとおもうわ。しっとりな分、栄養が濃いので実を楽しむトマトやナスなどの水を吸い上げやすい野菜の栽培に向いてるわ。ししとうやみょうがなどにもいいわよ。

  • 土を買うなら鉢底石もセットで必要よ。植えてすぐ枯れたりとかイヤでしょ。

園芸初心者が陥りやすい罠に、植木鉢に土だけ入れて根腐れさせたり、虫のすみかにしてしまったりがあるわ。土を買ったなら、鉢底石も用意してね。文字通り、鉢の底にごろごろ隙間のある水はけの良い石を敷くことで空気を通してくれる園芸必需品よ。

鉢底石にもいろいろあって、天然の溶岩などを利用した自然軽石や、発泡剤で合成した人工軽石などがあります。網袋に入れて鉢の底に入れておけば再利用できるので、土の入れ替えなどの時にゴミで出せるタイプを選んだほうが後々面倒がなくていいかも。

  • 植木鉢の大きさはとても大事。

ベランダ菜園なら、長細いタイプのプランターが場所も取らずベストだわね。45型(幅45cm)ならバジルは2株が限界よ。3つだと育った時に栄養を奪い合って、お互いの成長を阻害してしまうので余裕を持って植えてね。

不織布ポット、フェルトプランターなどの脱プラスチック鉢は通気性が良いので最近人気ね。ただ、底の縫いが甘いと持ち上げた時に、バリッと底が抜けたりするので、あまり大きいものはオススメしないわ。8号サイズぐらいまでで、バジル1株ずつ植えるなら良いと思います。

  • あったら便利な害虫予防グッズ

とりあえず1ヶ月に1回ぐらいの間隔で土の表面にサラサラとまいておけば、コバエや謎の幼虫などと遭遇する確率が大幅にダウンします。注意点としては、植物本体につかないように土の上にまくこと。水やりをしていくうちに、勝手に溶けて土の中の卵や虫も駆除できます。

園芸の防虫スプレーといえばベニカシリーズ。でも『防虫・野菜用』と書いてあっても、葉物野菜に使っていいとは限らないので、原材料をよく見てね。バジルのように葉っぱを直接食べる野菜やハーブには、こちらのマイルドスプレーが最適。そこそこ防虫効果があり、原料は水飴なので、直接口に入れても安全よ。もちろん、収穫したあとに水洗いすることが前提よ。

  • ハードルは低ければ低いほどいい。

巣ごもり需要で夜20時過ぎたら外食もできないのが当たり前になりつつあるいま、自炊を避けてきた人でさえ、もうやらざるを得ない状況よね。しかも気分でたまにやる程度の趣味自炊ではなく、継続が必要な『生きるための自炊』というガチめなやつがいろいろな層の人間に要求されてきている。

だからこそ、この機会に自炊を始めるなら栽培も考えてもらいたいと思いますの。わたしはお金の節約が一番の理由だったけれど、鮮度の高い食べられる植物が手元にあるのは、思ってる以上にポテンシャルあるのよ。

この価値観は、やってみた人にしか伝わらないかもしれません。だからこそ、おうちでご飯をつくるすべての人々におすすめするわ。やってみてよかった、育てててよかったって思うときが必ず来ると思うから。ぜひお試しになってね。

ロリ子さんちと同じものはAmazonで買えます。

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