ロリ子さんちのお雑煮
Equipment
- 鍋
- オーブン
Ingredients
- 4 個 切り餅
- 1 枚 鶏もも肉
- 1 束 ほうれん草
- 4 枚 かまぼこ
- 3 個 しいたけ
- 1 束 三つ葉
だし汁
- 700 ml 水
- 100 ml 白だし
- 2 大さじ 薄口しょうゆ なかったら濃口しょうゆ
- 1 小さじ 味の素
Instructions
- 220℃のオーブンで、お餅を15分ほど焼きます。
- 大きな鍋にお湯を沸かして、よく洗ったほうれん草を根元からゆっくり沈め、全身お湯に浸ってから1分でざるにあげます。
- 束にして水気をよく絞り、根元を切り落として5cmに切り分けます。
- よく水気を絞って、タッパーなどに保存しておくと使いやすいわね。
- 鶏もも肉は8等分に切って、だし汁と一緒に圧力鍋に12分かけます。圧力鍋がなかったら、鶏肉は16等分に小さく切ってだし汁と煮込みます。
- しいたけはスライス。かまぼこもスライス。
- 三つ葉は2cmぐらいに切ります。
- 鶏が煮えた鍋に、しいたけを投入して5分ほど煮ます。
- 焼けた餅を先にお椀に入れておきます。
- だし汁を回しかけ、具材を盛り付けて出来上がり。
Notes
雑煮ぐらい好きに食わせろ。
『縁起がいい』は所詮人間側の都合であり、オカルトなので信じていないし気にしていないの。正月だろうが昨日の続きなので、特別なことはなにもなくて、急に体内時計や全身の細胞がリセットかかるみたいなこともないし。だから洗濯もするし爪も切る(笑)
古い爺さん婆さんほどいろいろ言いますけれどね。普段無宗教なはずの人も、なぜかお正月のお参りだけはする。なんで?なんで今だけ?都合がいいときだけ神頼みって、だいぶ図々しくない?アンタが神だったらそれ許すの?とかいろいろ考えちゃう。無駄が多くて正直苦手なのよ、正月のおめでたい雰囲気。
とはいえ長いお休みの期間なので、我が家のお正月休みはあれこれ食べるイベントを企画します。特別予算枠で、美味しいお雑煮やお寿司、お蕎麦も食べちゃう。クリスマスやお正月を行事として楽しむことはしないのだけれど、この時この時期にしか店頭に並ばない食材が結構ある。わたしはそれが楽しみなの。
なかでもお雑煮って、その土地の特色が色濃く出ますわよね。餅は角があるのか、丸いのか、あんこ入り?お汁は味噌味?白味噌?赤味噌?潮味?醤油?みぞれ?キムチ?チーズ?それこそ家庭の数だけあると言ってもいい。
都会生まれ都会育ちのわたしにとって、地域色が強い=こてこての地元愛みたいなイメージがあって、父方のお雑煮(四国)も、母方のお雑煮(北陸)も苦手だったのよ。その土地の食材でその土地では定番のお雑煮を、イベントとして食べるのは良いのよ。でもわたしの、小さな頃から慣れ親しんだ味となると、小学校四年生のときに自分で考えて作ったお雑煮になります。
うどんスープ最強。
当時は濃縮の液体白だしが売ってなかったから、ヒガシマルのうどんスープで作りました。
うどんスープに、切った鶏肉としいたけを入れて煮てダシをとり、焼いた餅にかけてほうれん草とかまぼこを盛るだけ。小学生でもできる簡単お雑煮レシピ。簡単シンプルだからこそ、大人になってからあれこれ高級食材を入れようとしたりしたのですが、蛇足感がすごくて無駄だったわ。これで完成されている。
小学四年生のわたし、恐ろしいわね(笑)梅の形をした生麩を添えるぐらいしかない。その生麩も東の地域じゃなかなか売って無くて毎年買うのに苦労してやめたわ。
地域性をなくした雑煮ですが、あえていうなら都会のお雑煮。どこにでもあるスーパーマーケットで揃う食材のみのお雑煮。全国に流通しているものしか使っていないから、『地域性がない』となる。帰る田舎も、愛する地元への感情も、これといってないわたしにはピッタリのお雑煮だなぁと自分でも思います(笑)
たぶん、そんなふうに地元とか親や親戚一族めんどくさいって思ってる人間はわたしだけじゃないと思うのよねぇ。だから、自分が好きな味のお出汁でお雑煮を食べたっていいじゃない?自分が美味しいとおもうものを食べるのが一番だわ。
自分に美味しいが絶対正義よ。
ロリ子さんちと同じものはAmazonで買えます。