ロリ子のきょうの料理おしゃべりクッキングゥ(๑•̀ㅂ•́)و✧レシピ本出して創味食品とコラボしたい☆

コラム

鬱をサプリメントでねじふせたおはなし。(その3・美容&ダイエット編)

さて、前回の続きね。知らずに検索でここに飛んできた人は、最初から読むほうがわかりやすいかも。

体も脳みそも思ったように動かない、スライムLV1のわたしは、原初生物なみに本能だけで動いていました。なにせ幸せを感じる脳内物質が足りてないので、それを補おうとして手っ取り早く食物を口に入れることを繰り返しました。怖いのは、その当時をわたしがほぼ覚えていないこと。

食べたいから食べていたはずなのですが、お腹が空いたから食べるのではなく、失ったセロトニンやら快楽を感じるための脳内物質を補おうとした結果なので、食べて血糖値が上がった一瞬は満たされても、すぐにまた糖質で得られた擬似的な幸せは消えてしまう。その一瞬の満足感を得続けるために、わたしはひたすら食べ続けたの。

ストレスから心を守るために、ひたすら幸せ成分を食べ物から摂取した結果。

柿の種、ポテトチップス、サラミソーセージ、カップヌードル、うどんなどを好んで積極的に口に入れていました。全て、血糖値が爆上がりする上に噛みごたえのあるもの。噛み砕くことで自分の暴力性も発散しようとしていたのね。鬱病に侵された小さな脳味噌では死んでしまいたいと考えていたのに、本能は生きるために必死に指令を出していたわけ。さすがわたししぶとい。

これらは糖質だけではなく塩分も高い。摂り続けることが身体にいいわけないわよね。でも精神が壊れるギリギリを踏みとどまるために食べ続けた。体に足りないものを補おうとする本能を、スライムLV1の脳が誤変換して食べ物を選び口に入れるから、まともな食事にならない。

結果、たった数年で体重は倍に。

恐ろしいことに、当時スライムLV1だから太ったことを自分の脳が認識していないの。だからよく色んな所に体をぶつけたり転んだりしていたわ。鏡を見ても自分だと思っていなくて、肉が付き、ホルモンバランスが崩れて男性的になってきていた自分の顔に『なんで父親がここにいるんだろうな』とか思っていた。オヤジ似がオヤジ化したら、そりゃオヤジになるわ。

急激に太ることで、最初に悲鳴を上げたのは精神でも胃腸でもなく、ヒザの関節でした。今までそんな重いものを支えたことがないのに、急に重労働を強いることになったヒザの関節が耐えられなかった。当然っちゃ当然なんだけど、当時はそこまで頭が回ってなかったの。

最初はどこかにまたぶつけたんだとか思ってたけれどね、歩くのが困難になってやっと気づいたのよね。このまま太り続けたらジャバ・ザ・ハットになるって。自分の足で歩けなくなって、寝たきりになって、自分でお尻も拭けないようになるの?と考えたところで、やっとそこで、このままじゃヤバい!!を認識したの。

やっとかよ、と思うけど、認識しただけで対策が一向に思い浮かばない。痩せなきゃと思いながら、うどん2玉煮てたわ。意味分かんないわよね。なんせ脳みそがまともに働いていないから、思考のアウトプットがめちゃくちゃだったのよね。

これは自分ではないって鏡見ながら思ってた。

昔のわたしは、デブは怠惰の証だと公言していました。今でも実際にそうだと思っている。いくら精神を安定させるためとはいえ、欲するものを欲するだけ口に入れていれば怠惰なボディになりますわ。ポチャかわマシュマロテディさんとか、どう言い方変えたって着痩せテクを身に着けたって、重いものは重い。太いものは太い。

スライムLV1じゃなかったら、これを食べたら太るから食べるのをやめようとか自制が働くのでしょうけれど、そのブレーキが壊れたときの人間ってどこまでも堕ちるのよ。なにせ食べたことすら覚えていないし、おなかがいっぱいでも食べようとするほどなので。

鬱病スライムLV1じゃなくても人間が食べ続けてしまうのは、糖質などの依存症に陥っているからだとわたしは考えていますわ。実際に、こうやって鬱病を抜けようとサプリメントに頼って、ついでに痩せようともしたわたしが一番堪えたのが『糖質断ち』でした。

今でもピザは大好きだけど。

覚醒剤などのクスリで逮捕されたのにやめられなくて、またクスリに手を出して逮捕される人のニュースを見たことあると思うのですが、依存症ってクスリだから陥るのではないのです。ごはんやパスタなどの糖質も、立派に依存症に陥る効果があります。嘘だと思うなら今すぐ炭水化物断ちをしてみるといいですわ。あの飢餓感は、陥ってみないと実感できないし、自分の中の依存性に気づいていないのなら知るべき感覚。

世の中にこれだけの糖質が溢れているのは、みんなそれが美味しいと思っているし、それでストレスが緩和されるし、必要だと思っているので儲かるから。合成ドラッグか小麦かは関係なく、脳が『これイイわ』と覚えて欲するものを自分の意志で断ち切るのは本当にものすごい精神力と胆力が必要です。

糖質断ちは、鬱が吹き飛ぶレベルの飢餓感に襲われる。

自分から湧き上がる欲求と戦うってカンタンなようで難しい。

ある意味、これを利用して鬱病のなかで甘えていた自分を叩き起こしたとも言えるわね。死にたいと思いながら死んでないのは、死にたくないからで、それを強制的に焚き付けたに等しい荒療治。

正しい栄養を体内にサプリメントで入れて、摂取カロリーを押さえただけではなく、糖質の摂取を断ったことで起きる、『え、幸せ成分ないんですけど!?つらいからはやく食べて!?』とガンガン要求してくる体内アラートと戦うことが一番キツかった。

この人間の本能による飢餓感の強さは、それまで依存していたものへの依存度の強さでもあるので、ただお腹減った空腹感とは違う大きさの波を体感しましたわ。内なる獣を抑えるあのかんじ。それまで食べていたポテトチップやラーメンのことしか考えられなくなる。動悸と息切れが起きるほどイライラして落ち着かない。

それらと戦うことで、鬱病に目もくれなくなった。

命に関わる別のことに必死になったから、鬱への関心が下がったのよ。大地震が起こって非日常がやってきたことで、鬱どころじゃなくなる話があるけれど、それ似たような感じを強制的に起こしたわけ。

結果、約2ヶ月で-18kg体重が落ちたわ。

どっぷり鬱病スライムLV1の状態のときに体重を測っていないので、じつはどれほど太っていたのか、そしてそこからどれほど減ったのかがわからないの。正確な記録を残していなくてね。もちろん写真もない。だから計り始めてからのデータしかないのだけれど、それでも結構体重は減ったわ。

お肉はまだあるけど、笑顔と思考力を取り戻せたのは大きい。

今までどれだけ食べてたんだよ!?ってのがわかってもらえると思います。そのぐらい人間性を失った生活をしていたの。そしてそれを認識できていなかった。普通ならヤバいのはわかるのに、一度脳みそが鬱で焼ききれたら自覚できない。これが本当に恐ろしい。幻覚の中で生きていたようなものですからね。

サプリメントであらゆる栄養を強制的に摂取したこと、そして糖質を断って飢餓感と戦い、無理やり闘争本能や生存本能を利用して鬱状態に構わなくさせたこと。これがわたしが鬱をサプリメントでねじふせたおはなしになります。

くれぐれも同じことをしようとは思わないでね。本当に追い詰められて必死になった結果だから、気軽にイイよなんて言えないわ。道中つらかったし。でも、わたしが試したサプリメントのどれかひとつぐらいはお役に立てるかもしれないので、書き残しておきますわね。

海外製のプロテインはめちゃめちゃ甘い。でも、唯一口に入れられる食べ物がこのプロテインとサプリメントだったから、この甘さで救われていました。急に糖質断ちをすると、大体の人は長く続けられないもの。だから気持ちの逃げ道として、唯一の甘く感じるものをプロテインにしました。これなら多少多めに飲んでもタンパク質が取れるので、ケーキやポテトチップをバカ食いするよりはるかにマシで安全。甘いものが欲しくなったらこれを飲むことで落ち着かせていました。神アイテム。

大豆のプロテインも多用していました。動物性のホエイプロテインと併用して、筋肉を付けつつ脂肪は絞る意図もありましたが、単に味に飽きるので味変用とかね。ホエイと比べるとやはり粉っぽさがあるのは、もう諦めるしか無いです。冷凍のブルーベリーやストロベリーなどのフルーツと牛乳でミキサーすると美味しいので気に入っていました。

いわゆるスポーツサプリですわね。アルギニンとシトルリンは血流を良くする栄養素。代謝が悪くて万年冷え性で、血行悪すぎてリンパがドブのようなわたしでしたが、寝るときに靴下いらないほど足先がポカポカになったのは素直に嬉しかったです。たぶんそんな効果を期待して買う人はいないでしょうけれど(笑)本来は運動効果を高めるためのものよ。ジムで体を動かす前にとかがいいわね。

ミネラルのなかでもマグネシウムに特化したもの。マグネシウムの必要性はいろんなものに影響するから、どれにイイ!みたいなものは言い切れないんだけど、意識しないと普段の食事からはなかなか摂取できない成分なくせに失いやすいので、吸収率がいいキレート化されたものを選びました。睡眠が浅い人やガンコな便秘の人は積極的に取り入れてみるといいかも。ただ、こいつ粒がすんごいデカい。めっちゃアメリカンサイズなので割って飲んでもいいわよ。

これもスポーツサプリ。筋肉の疲労回復に役立ちます。ちょっと歩いただけでしんどくなるわ、筋肉痛にはなるわと、引きこもり鬱で運動不足の塊なわたしは大いに助かりました。朝一番や、運動する前に2粒ぐらい入れるとちょうどよかったかな。疲れやすい人は試してみると良いかも。

筋肉の瞬発力などをサポートするサプリメント。筋肉を引き締めて、維持するために必要な栄養素が入っています。プロのアスリートやマッスル系のジムリーダーが愛用していることが多いですが、ダイエットは筋肉作りでもあるので、運動するならあったほうがいいわね。立ち仕事をする人などにも向いてますわ。

脂肪を燃えやすくするためのサプリメント。大食いなのに痩せ型の人は、食べているそばからエネルギーを使っているからなんですが、そのエネルギーを燃やす元になるアミノ酸が、このL-カルチニン。これを多く持っているかどうかで代謝が変わるそうなので試しました。良かった。ゆっくりだけどめっちゃ燃えたので続けてます。

急激に太ったことで、痩せたら皮がたるむのでは・・・?という恐怖心から導入。皮膚の再生を助けて早めます。カニやエビの赤い要素が元なので、甲殻類にアレルギーがある人は使用を控えてね。シワやシミが気になる人にもいいわよ。皮膚は全身にあるわけで、気にするのは顔の皮膚だけじゃないですものね。いわゆるハリのある肌を維持したい人向けサプリね。

インドの伝統医学・アーユルヴェーダでよく使われている、ストレス緩和のための漢方ね。不安を和らげるためのアダプトゲンハーブ。生理で崩れやすいホルモンバランスを調整したり、ダイエットすることで大きくなりやすい不安を無駄に膨らませないためのお守り要員として入れてました。

アザミやたんぽぽを使った漢方。シリマリンは肝臓の健康を助けてくれるので、本来はお酒をよく飲む人向けのサプリメント。私の場合は無茶な食生活で塩分と脂質を摂りすぎてたので、肝臓も酷使しているだろうと思って取り入れました。肝臓がやられると全身やられるっていいますからね。臓器ケアね。

糖の吸収を抑える食物繊維ハーブが中心の、脂質が気になる人用漢方の盛り合わせね。年齢が重なってくると、閉経に向けて体の衰えが血管や内臓などの目に見えないところから始まって、血圧などに表れてびっくりすることになりやすいので、マルチで気をつけたいわね。白いごはんやパン・パスタなどの麺類を毎日食べてる人に最適。

肌のハリツヤ、なるべくシミの元を作らせたくない美容サプリ。いわゆる美白成分てやつですわね。ハゲの人が髪の毛を食べても自分の毛髪にならないように、肌のコラーゲンが欲しければコラーゲンを食べるのではなく、このL-システインやグルコサミンよ。自家製コラーゲンをつくるのよ。

糖質をオフする成分が多く含まれている、マンゴーの種を粉末にしたもの。粒が小さいので飲みやすいですわね。外食しちゃった、プロテイン飲み忘れちゃったなんてときに気軽に飲む程度でもOK。満腹感も得られるので、ダイエットサポートサプリとして優秀ですわ。たまにセールやるので、そのときは目ざとくまとめ買いします。

ダイエットサポート効果だけではなく、美容に関してのサプリメントも多用していますが、主に皮膚に向けてのものが多いわね。その主幹となるのが肝臓なので、肝臓の働きを助けるものを加えています。そもそもこれだけサプリメント飲んでたら肝臓の負担になりそうなものだけど、健康診断では健康そのものオールグリーンでした。

また長くなってしまったけれど、とりあえず鬱病と戦ったときに取り入れたサプリメントはこれで全部よ。重ねて言うけれど、全てを真似しようとは思わないでね。たまたまわたしが胃腸が丈夫だったから、こうやって成功しただけかもしれないんだし。

思い込みは万病の元。

もちろん、これだけわたしが悶え苦しんだ横にはずっとヒゲの支えがありました。生活の全てを支え、落ち込み動けず倍の形に膨れ上がった私を励まさずそのままでいいと言い、自分の自己肯定感の低さにより他者の権利を侵害する思考を持つわたしを激怒で叱り飛ばし、毒親育ちゆえにすっ飛ばされた幼少期に必要だった精神の育成を根気強く、実の親以上に辛抱強く施して自尊心の芽を出させ、本質と人権に基づいた正しい判断の仕方を教え、わたしが自力で呪いを脱するためにあらゆるサポートを尽くしてくれました。本当に感謝しかないわ。

わたしにはたまたまヒゲがいたけれど、支えてくれる人がいなければ鬱を抜けられないということは絶対にない。周りに誰がいるかはその人それぞれ全て違う。家族がいても追い詰めるだけの言葉しか言わないことだってあるし、パートナーに迷惑はかけられないと、自分で自分を追い詰める材料にもなりうる。

鬱になった自分をどうにかするのは、最終的に自分自身しかないのよ。

自分で選んで自分で決めて自分で歩き出すしか方法がない。それは唯一絶対。だれかがいくら背中を押したって、踏み出す足に命令を出せるのは自分しかいない。

だから、鬱病を攻略したこのような体験談や本を読んで、自分と環境が違うことにガッカリしないでね。それらがなくても最悪ひとりで完結できるのよ。動く元気がなかったら、枕元にあたためたポカリかホットカルピスを入れた魔法瓶の水筒を置いて、目が覚めたらそれを飲んでまた布団に潜ってもいい。

それを繰り返していくうちに少しずつ変化は訪れるから、いろんな心配や不安で脳みそがとっ散らかってるときは、いったん諦めて自分はスライムLV1なの認めちゃうほうがいい。

鬱な症状は何が原因で表に出るかはわからないわ。多くは対人関係や環境だったりするけれど、気温や季節だったりもある。どんなに毅然と強そうに振る舞っていたって、気をつけていたって人間だもん、なるときはなる。風邪といっしょ。他人事だったのにまさか自分が!なんて話だってよくあるでしょ。わたしもそうだし(笑)

まず自分をしあわせにする。

わたしはこうやって無理やり栄養をサプリでブチ込んで、強制的に飢餓感で脳から送られてくる鬱々させる電気信号を抑え込んだけど、それは本来持っていた、負けず嫌いで喧嘩っ早く攻撃性の高い性質ゆえにできたことだと思っています。

これだけ無茶なやりかたしたから、わたしは欝でも性質や特質、性格に合わせた方法はあるだろうけれど、栄養を体に入れて悪いことはないと断言できるわ。だから、これを読んでいる鬱病真っ只中の人、近くに鬱っぽいひとがいてどうしようか迷ってる人、いま全くそんなことなくて共感も何もない人でも、

栄養サプリメントってだいじ。

って覚えておいてね。料理で全ての栄養素を摂取するには限界があるから、困ったときに思い出して。このわたしが苦しんだ経験が、だれかの助けになれたら嬉しいわ。

ロリ子さんちと同じものはAmazonで買えます。

好きなものを食べたら、足りない栄養はサプリで補給が常識よ。

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