いかと小松菜の和風パスタ

本当は、いかと小松菜ときのこで煮浸しの予定だったのよ。厚揚げとか入れてね。でも冷蔵庫に厚揚げもうすあげもなかった上に、このたっぷり出てるお出汁というかスープがもったいないなと思って急遽パスタぶち込んでみた次第。

そりゃ美味いわ。

ダイエット中でスパゲッティは糖質がー！な人は、白滝とかえのき茸を替わりに使えば美味しくカロリーも糖質もオフできますわ。いかの旨味を逃さないことには変わりない。いかは食べごたえがあるのに糖質もカロリーも低い、立派なダイエットフードですしね。ダイエット中こそ積極的に食べたい食材。

でもなかなかスーパーマーケットで、いかを生のまま買って食べられる状態にまでさばくことをする人はいないのかもしれないわね。いかの胴体引きちぎって、墨袋とワタとって、目ン玉と口ばし取り除いて、皮を剥いで塩水で中を洗って…って書いてるだけでしんどいわ(笑)

賢いひとはもうお気づきかもしれませんが、さばくのに手間がかかる食材こそ、本来の原価の数倍の値段で売ることができる。人間の『めんどくさい』と思うところにビジネスチャンスがある。だから、ホタテや牡蠣などの殻付きのものや、海老やイカなど獲れたてそのままの形のものは意外と安かったりするのよね。

スーパーマーケットなどで買う海鮮がお肉より高い理由もそこにある。ほぼ手数料なのよ。それでも冷凍のイカリングとかシーフードミックスとかのほうがまだ売れる。鮮度より便利さのほうが価値が上なの。生産業者はたまったもんじゃないけど、都心に近づけば近づくほど、イカやエビの殻を外す時間＜食べてる人の時給なんだからしょうがない。

食の探求者であるわたしとしては、時給なんか無視して「ｲﾋﾋﾋ…」とか言いながら生イカ解体しますけどね。めっちゃ楽しいもん。こんなクラフト好きとしては、食材の処理もまた楽しく思えるからやっています。子供に命を食べる意味を教えるためにも、たまにはいいかもしれない。

趣味だからできることなのよ。これ、家族の食事を用意することが義務になっちゃってる、世の子育て中のお母さんやお父さんに同じことやれなんて言えないわ。どんどん冷凍の魚介類使うべきよ。そこは分けなきゃ。

だから、手間を掛けなきゃ愛情が薄いなんて、根拠も心も無い言葉に惑わされたり傷ついたり、気にしたりしないでね。食事の用意をしようとおもって台所に立った、それだけでめちゃめちゃ偉いんだから。

でも、イカの皮を剥くのとか、きれいに胴体からワタをまっすぐ取り出したりするのってわりと快感なのよ・・・。ストレス解消になるっちゃなるわよ。ちょっと伝わるかどうかわからないけど、ズルっとイクあの感じが（以下自主規制

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