とろろ豚汁
Equipment
- 炒め鍋
- 深鍋
- フードプロセッサー
Ingredients
- 200 g 長芋
- 200 g 豚バラ肉 うすぎり
- 1 本 にんじん
- 1 本 ごぼう
- 1 本 長ネギ
- 3~4 個 しいたけ
- 200 g さといもの水煮 冷凍でもいい
- 1 枚 うすあげ
- 2 大さじ ごま油
- 750 ml 水
- 1 大さじ ほんだし
- 70 g みそ
- 適量 小口ネギ
- 適量 いりごま 白
Instructions
- 長芋は皮をむいて、すりおろしておきます。
- にんじんは、乱切りに。
- ごぼうは、皮をむいて厚めの斜め切りに。
- 長ネギは斜め切りでもいいんだけど、あえてころころのぶつ切り。
- しいたけも、厚めのスライス。
- 深めの炒め鍋を熱してごま油を入れ、大きめに切った豚バラ肉を入れて炒めます。
- 豚肉に焼き目が付いたら、野菜類を入れて炒めます。
- 具材を全部入れて、色がつくまで中火で炒めます。
- あおりながら、野菜全体に肉の油をまとわせるように炒めます。
- 水とほんだしを加えフタをして、中火で10分間煮ます。
- 味噌を加えます。よく溶かしてね。ちなみに我が家は麹味噌。
- 味噌が溶けてひと煮立ちしたら、すりおろしたとろろを加えて混ぜます。
- 全体にとろろが混ざるようにしてから、ふつふつとあぶくが立ってきたら火を止めます。
- 器に盛って、小口ネギといりごまを添えて出来上がり。七味をかけても美味しいわよ。
Notes


「世の中の豚汁が、すべてコレになればいいのに」
と、このとろろ豚汁を食べたヒゲが手放しで称賛するほど美味しかったのよ。煮崩れたじゃがいもも美味しいけれど、すりおろしたとろろを加えることで、なめらかさとのどごしが格段に上がる上に、食べ終わりまで冷めずに温かいままいただけるの。
つまりどんなに寒い冬の日でも、食べたらほっこり体がぽかぽかになる美味しい豚汁なのよ。夏だから暑いからって、気が付かないほどエアコン漬けの冷えた体にも効くので、食べる時期はいつでもいいっちゃいい。まぁそうなんだけど(笑)

お湯を注ぐだけで豚汁や味噌汁が作れる時代だから、いまさら手間ひまかけて大量の豚汁を作るのは無駄が多いのかも知れない。インスタントの味噌汁は、わたしも会社に勤めていたころはお昼ごはんのお弁当に、マグカップで必ず付けていたわ。便利よね。
でもね、やっぱり売り物としての豚汁って材料費を抑えて利益を出そうと考えるから、どうしても具が少なくなるのよ。わたし好みの、たくさんの具材がごろごろ入った、しみしみの豚汁を安く食べたかったら自分で作るしかないのよね。だから家で豚汁を作るのは、外食で満たせない欲を満たす行為でもあるの。

ある程度料理ができると陥るのが、外食をしたときに感じる、
こんなに高いお金を払って、この程度の味と質のものを食べるぐらいなら自分で作るわ。
という食への欲求が高くなったことで、『自分好みの味>>>作る手間と時間』になってしまうこと。お金を払って不味いものを食べると怒りで不機嫌になるわたしは、いつもこの選択で悩んでいます(笑)
不味いものを食べるくらいなら、自己責任で作るほうが不味くはならない確率が高いしお金も安く済むので、不味いものを食べたくない欲求が自分の時給を上回るのよね。しんどいけど。

悪いことではないし、飲食店のこだわりの味を知るのは大好きなので外食もよくするのだけれど、たまに不味い店に当たると『この程度の味で消費者を騙せるとでも思ったのか?この店は』と、無言でブチ切れる。
人によっては店のレビューとか書いてボッコボコに文句言うのでしょうけれど、わたしは二度と行かないだけの普通のタイプなので、美味しかったお店を全力で褒めちぎる方向にパワーを全振りしています。これの原動力って、自分も褒められたら嬉しいから、美味しく料理を作れた人は手放しで褒めてあげたい! なのよね。
美味しいものを知れば知るほど、その舌が感じる不味いものが増えていくので、美味しいを知るって幸せなだけではないのよ。悩ましいわよね。だから、わたしに美味しいを感じさせてくれた第三者は素晴らしい!ってなるの。嬉しいことをされたら全力で素直に褒める。当然よね。
そして、わたしも最近はそんなふうに誰かに美味しい!を教えてあげられる人になれたらいいなぁと思うようになりました。ウチで作って食べてるご飯は、もしかしたら誰かの食卓の美味しい!のお手伝いができるかもしれないって思ってるの。お役に立ててたらとても嬉しいわ(´▽`)
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