辛いダイエット鍋スープ

前にも書いたけど、わたしは鬱になって太ってしまった経験があります。鬱病を脱するために、3食プロテインとサプリメントにするというえげつない方法を取りましたが、本来こんな無茶をせずに、毎日食べるものと運動を調節すればいいだけの話なの。

この通り、お料理を食べるのも作るのも大好きだから、ダイエットも楽しみながらやりたい。なんなら美味しいものを食べながら痩せたい(笑)わたしみたいに食欲が強いひとは、脳がストレスを感じたときにストレスを緩和させるために出す指令の中で、一番効果的なものとして『食べて満たす』ことを選んでいるから。

人によっては、このストレス緩和で効果的なものが、運動やサウナで汗をかくことだったり、全ての情報をシャットダウンするために寝ることだったり、方法はそれこそ人の数だけいろんなものがあります。その中で、わたしのような料理を作るクラフト欲と、料理を食べる食欲が強い人間向きのダイエット方法もある。

もう本当に当たり前過ぎて忘れやすいことに、

自分の体は、自分が食べたものでできている。

ということ。肉体という物質も当然そうだし、いま見たり考えたりしている脳も思考も思想でさえ、口に入れた食べ物の影響を受けている。だから、純オーガニックにこだわったりパレオ食に行き着いたりするわけね。わたしもパレオダイエットには興味があるけれど、完全に移行するには敷居が高い。

なので、日本の一般家庭が手に入れられる食材でなんとかしようとしてるわけ。実際、日本はダイエットをする人の味方『こんにゃく』が安価で気軽に手に入る国。これを利用しない手はないでしょ。それにきのこ類も豊富。本来はこれらを使った料理を食卓に上げていればダイエットなんて無縁なのよ。

だが、日本は米が美味い。

悲しいかな、世界中でこれほど米の品種と味を追求した民族はいない。そもそも米がなんでこんなに美味しいのか？それは糖質だから。お米って甘いでしょ。あの甘さを自然と体が覚えて依存してしまっている。人間って、慣れた食べ物を断つとものすごいストレスを引き起こすのよね。依存症ってほんと厄介。

一生食べないようにするには相当な覚悟がいるけれど、大きなストレスをためてドカ食いやリバウンドの元にするぐらいなら、ちょっと我慢してときどき食べるぐらいのゆるさで付き合っていけばいいんじゃないの？と思っています。そうしているうちに、異様に食べたい食欲そのものがなくなっていってることに気づくから。

脂っこいものや甘いものだけが美味しいものではない、そう自分の脳みそに気づかせるためにも、いろんな味は知っておくべきだと思います。そのなかでも、だしの旨味は低カロリー＆低糖質の食事が美味しくなる主役。これを利用すれば、食べながらダイエットもつらくなくなるわ。

これはこれで美味しいな、って思えたらしめたものよ(笑)

辛いものが苦手な方はいるでしょうから、自分が美味しいと思える辛さに調節してね。辛味は塩分を感じる効果を抑える意味でも必要なもの。辛さをマイルドにしすぎて甘くなった市販のキムチなんかがいい例だけど、塩分控えめにしながら満足感を得るなら辛い味つけなのよ。

この鍋スープは本当に美味しいので、しめにご飯やうどんを入れたくなるけど、そこはぐっと我慢して白滝とえのきなどのきのこを入れましょうね。それならおかわり自由よ。食べ放題でもいいわ。ダイエットレシピは食べにくくしてよく噛むことも考えて作っているので、具材を大きくしたり、歯ごたえのあるものを選んだりしています。

唾液を出すことも、ダイエットには必要不可欠な要素だからね。

実際わたしが試して、美味しくて痩せたレシピしか紹介していないので、実績はあるわよ(笑)美味しく栄養補給という意味でも、試していただけたらうれしいわ。ダイエット中の方は、いっしょにかんばりましょうね。

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